2025年10月14日 畠中の日記 一覧に戻る
学習塾のあり方の変遷

10年、20年前に比べると、学習塾の役割は変わってきたように思います。
YouTube、動画、そういったものがグッと革新的に発達したのはコロナ禍によって。
そこから、学習コンテンツも動画に移り変わり、意欲の高い子どもたちは自ら主体的に動画を活用し、自分で勉強する術を見出し始めました。

学校の先生も、電子黒板やモニターを使い、スライドや画像をふんだんに使って子どもたちの興味関心を惹きつける工夫をしています。

そんな中、未だに学習塾がテキストと紙と、鉛筆だけで授業をしていては、やる気のある子どもたちは勉強してくれません。
その結果、やる気のない、自信のない子ばかりが学習塾に残るようになるかもしれませんね。

やる気がない、自信がない、勉強にコンプレックスを持っている子どもたちは大勢います。
その子達は、動画を見せてもやる気にはなりません。
動画をみてわかった気になって済まされるだけだから。
やる気の子どもたちは、動画などの新しい学習コンテンツをみて、そこから頑張って練習を積み重ねているんです。

チャットGPTに頼りながら学習している高校生もいます。
でも、なるほどってわかるまでに何往復もするんですよね。
だったら、上手な先生に噛み砕いて教えてもらいたい、そんな気持ちにだってなります。

でもチャットGPTの方が手軽ですからね。
お金もかからないし、すぐに答えてくれる。
塾の先生や家庭教師の先生には、その時間にしか答えてもらえない。
そういった意味で、学習塾の存在のあり方って、変わっていっているように思います。

我々は、それに寄り添い、みんなのニーズに応えられる工夫と努力を続けられているんだろうか、その自問自答の毎日を送っています。