学校を作る夢を持ったのは22歳のとき

22歳のとき、教育実習先での体験から、学校の先生として働くのではなく、学校を作ろうって決めた瞬間がありました。
それから20年以上の月日を経て、いや、20年でできたと言ってもいいかもしれないけれど、ついに学校をつくります。
自分の身の回りの人たちが応援してくれて、そこから輪が広がり、私が作る学校を楽しみにしてくれる人が増えてきました。
論理的思考力を育むための授業をするんです。
しかも、遊んだりしませんし、理科実験みたいなこともしません。
しっかりと問題演習に取り組むんだけれども、子どもたちが真剣に考え、独自の発想を展開させることができる授業です。
今までずっと、探究学習と言いながら、子どもたちにテーマを与えて研究させているだけの私立学校や、外へ出たり実験をしたりしながら、何か少し目先を変えただけの授業をしている学校や塾を見てきて、どれも「違うよなあ」と思っていました。
しかし、だからといって自分にも「これだ」と言語化できるものはなく、だから2年前に探究学習ってものをやってみようって実験を始めたんです。
いろいろな本に触れ、義務教育とは異なる教育を展開している学校を訪れ、国際バカロレア教育やケンブリッジ教育を少しばかり勉強し、しかし自分は日本人であることと、ここは日本であることから決して外れず、試行錯誤してきました。
実を結びつつあります。
こんなことやるんです!って説明会をすると、みなさん、魅力的なプログラムだとおっしゃってくれます。そうして、ぜひ我が子を預けたいと言われると、なるほどこれは、求められていることかもしれないという自信が出てきます。
やってみようと思います。
思いのままの教育を展開できること、それが仕事になるなんて、こんなに幸せなことはありません。