2019年09月30日 アクティブラーニング 一覧に戻る
社会で評価される人物とは

昨日、修和塾で働いてくれているアルバイトの大学生たちを集めて、合同講師研修会が開催されました。

午前中は講師歴の長いリーダクラスの学生たち11名を集めての研修。 午後から全講師が参加し、総勢40名での研修が行われました。この研修は、「授業の仕方をこうしてください」といった講師としての仕事の研修だけではないところが特徴です。人としてどうあるべきか、社会人になればどういったことに気を配り、どのように働くべきなのか、そんな大変深い内容を畠中社長がお話しくださいます。むしろそのお話の方が講師としての仕事の話の倍以上の時間をかけて行われます。

社会人になれば費用を払って研修に参加するものですが、修和塾で働く学生たちはお給料をもらってこのお話を聞くことができる。しかも講演者は、研修の仕事もたくさんされている畠中社長。面白くないわけがありません。この研修で話されていることがどれほど重要なことか、なんてありがたい機会なのか、学生たちには今はまだわからないのかもしれませんが、その一端でも心に留めてもらって、社会に出たときに役立ててもらいたいなぁと感じます。

午前の部のラスト、前で講演していた畠中社長がおっしゃいます。
「では全員、この午前の部のまとめとして、前に出て1分間スピーチをしましょう」
「話す内容は、午前の部で聞いた中で明日から自分が実践しようと思うことと、その理由」
そのようなお題を出されて、学生が次々と順番に前に出てスピーチを行っていきます。

11名全員が話し終えて、社長が一言。「今のスピーチが君たちが就職活動をする際の採用面接で課せられるスピーチだったら、合格者はこの中で2名だね。」
参加していた学生たちは固まります。
「合格者がたった2名である理由は2つ。」
「まず、1分間話せって言われたら、1分ギリギリまで話そう。50秒以上話したのがこの2人だけだった。そして、出されたお題以外のことを話したのも、この2人だけだったね。」

実は午前の部の研修内容の中で、 「頼まれたこと、指示されたこと以上のことをやろう」という話があったのでした。しかし、みんなすぐには応用できないですね。

「言われたことだけやる人は、社会では評価されない。言われたこと以上のことをやりなさい。」

その話の字面は理解できたのでしょうが、実際に実行することの難しさを早くも感じたのではないでしょうか。 研修後、「あれは・・・ハッとしました」と呟く学生たち。このような体験を作り出すところが修和塾が提供する研修です。これがアクティブラーニング。この心に残る学びをぜひこれから生かしてもらいたいなぁと思います。 村田