一泊二日の勉強合宿に行ってきました!
実に6年ぶりに決行した勉強合宿は、2日間、とにかくアクティブラーニング!
子どもたちが自分から取り組みたくなる要素が散りばめられています。そして、子どもたち自身が「ここまで頑張れるんだ!」と、自分の可能性を感じられる時間。
個別指導塾なので、勉強合宿も個別対応です。
1日目の冒頭に、一人ひとりが自分で自分のノルマを決めました。
そしてそのノルマを達成できるよう、子どもたちは一生懸命勉強に取り組んでいました。途中、達成具合を見ながら「ちょっとたくさん計画立てすぎたな」って声があったり、計画の立て方にも工夫が必要だということを認識していました。しかし、計画倒れで終わることを防ぐための合宿。無茶な計画であっても、決めたからには絶対にすべて終わらせます。そのため、先生たちも駆けずり回っていろんな学年のいろんな教科を一生懸命教えていました。
そうして、昼間に5時間ほど手を動かし続けて勉強し、子どもたちに疲れが見え始めた、夜22:30。
「就寝前小テスト」の時間です。合格するまで寝られません(笑)
事前に知らせていたので、
子どもたちは
「あぁ、とうとうこの時間が来てしまった・・・」
「俺、多分寝られへんわ・・・」
という反応。
テスト開始から1時間経って、23:30。
早い子は数人終わり出して「よっしゃぁ〜!」とガッツポーズをし始めます。
その時、時間がかかっている子たちは、1時間経っても全く合格する気配がない。笑
でも、どの生徒も全員、諦めない。
昼間、勉強が難しくてこんなに長く勉強もしたことなくて、めちゃくちゃ手が止まってしまい、隣に先生がつきっきりだった子も、座っていられなくて立ち上がったり腰を浮かせながらも解き続ける。
「このテスト無理や!全然わからん!」と叫びながら、なんとか解き続けるとなんと正解できたようで、「お、俺合格できるかも」なんて言いながら満面の笑みでニヤニヤしながら取り組み出す子。
「こっちのテストにしておいたら?」と先生が比較的簡単なテストを提示しても「いや、もうちょっと頑張ってみる!!」と食らいついて解き続ける子。
これぞ、アクティブラーニングです。自分で、やりたくて、望む。もちろん、早く寝たいからなのですが、寝たいだけならすぐに終わらせることができるのですが、早く合格した子も早く寝るわけではなく、次々と問題に挑んでいました。
先生たちはテストの丸付けと解説をしているだけ。
実は昼間からの一連の流れにちょっとした布石があったり、このテストの中身や子どもたちへの声の掛け方にポイントがあったり、指導の工夫があちこちに散りばめられていました。それも塾長のセンスというか、指導力の高さを感じた時間でもありました。
傍目には先生たちはテストをしているだけに見えるのに、子どもたちは自ら進んで、楽しそうに、悔しがりながら、いろんな表情を見せながらも一切諦めず、勉強し続ける。
正直に言うと、私はテストを始める前は「本当に全員合格できるかな。途中で時間があまりに遅くなったら切り上げるしかないかな」と思ってしまっていました。ですが、その想像を超えて懸命に頑張る子どもたちの姿が見えたのはビックリで、私たち指導者にとっても、子どもたち自身にとっても「こんなにできるんだ!」と感じる良い時間になったなぁと思います。
結局、夜中24:30までかかって全生徒テストを終えました。
勉強合宿を終えて、参加した子どもたちにインタビューすると、全員が全員「一生に一度くらいは参加した方がいい」と発言。
本当に良い時間になりました。
アクティブラーニング、もっともっと取り入れて子どもたちが進んで勉強できる環境を作っていきたいと思います。
村田