2017年07月10日 小さな野球部の物語 一覧に戻る
vol.28 何事も、日頃の行いが影響する

ダラダラ生きることが、かっこいいと思う中学時代

なんと、野球部の子どもたちは、私と廊下で会っても挨拶をしないときがあります。グラウンドでは、礼儀正しいんですけどね。制服もダラダラと着ている。そんな気持ちで生きているから、いざというとき、力を発揮できないんですよね。

修学旅行も中間テストも終わり、3年生は、ここからは夏の大会に向けて突っ走るだけです。久しぶりの部活動だった今日、全員を集めてミーティングをしました。

「グラウンドにいるときだけ、礼儀正しくても一生懸命でもダメ。いつもそうでなければいけない。グラウンドの中だけ一生懸命やっているつもりでも、実際はできていない。日ごろの学校生活で、手を抜いているヤツは、やはり練習でも、ひょっこり手を抜いてしまうんだ。当然、それは試合でも同じことが起こる。」
「校内にいても、その日初めて会った先生には、挨拶しよう。」
「制服は、ちゃんと着ろ。ボタンは全部しめろ。」

まあ、まずはこの2つからでしょうか。だいたい、中学生という時期は、ダラダラすることがカッコいいと思ってますからね。みんながやっているから自分もやる。それが蔓延しているだけ。

みんなと違っていても、正しいことを正しくやろう。何かに一生懸命打ち込んでいることをバカにするヤツは相手にしなくていい。そのうち、うらやましく思うようになるもんだ。そんなメッセージを伝えています。

これまでの約2ヶ月弱、野球部にいて、ようやくいろいろなことがわかってきました。勝つために、彼らがいい想いをするために、反動があっても何があっても、思い切って踏み出すときです。