2021年05月28日 畠中の日記 一覧に戻る
人を育てる仕組み、できた!

私は、昔の自分と大きく変わってしまったと思います!

社員が大幅に増えて、何が困ったって、修和塾にとってのあたりまえを伝えることに苦労したこと。昔は、それを私1人が教えていけばよく、徹底してつきっきりで教えればよかったのですが、今回は、一気に何名も入社した関係で、私1人ではどうにもならない事態になりました。

それでも、1日も早くスクールIEというものに慣れ、修和塾に慣れてもらうには、毎日毎日、慣れてもらうための何かをしなければならず、そのための何かを準備しなければならないとわかっていました。

福井という社員が、マニュアルや仕組みを作ることが好きで、何かと会社の中をあさっては、これ便利ですねとか、これ使えますね、とか、これすごいですねと言うんです。私にとっては、何気ないファイルだったりマニュアルだったり手順書だったりするのですけど、彼にとってはすごく面白いものなのでしょう。

仕組みで人を育てる自分になると決意して1年以上が経つものの、まだコレ!と言っていいものができあがっていなかった私に、大きな転換となるアイデアを与えてくれたのは、私に仕組み作りの背中を押してくれたものは、この福井という社員です。彼もまた、入社してまだ半年も経っていません。しかし、彼のおかげで私は「あ!これならいける!」というアイデアを生み出すことができました。

人がそこにある通りにやっていけば、おのずと育っていくように仕組んでみました。そのような、マニュアルのようなものを作りました。その通りにやっていけば仕事が進む、そういった月別行動計画表とかマニュアルというのは、どの会社でも作られていますが、一見そのように見えるものでも、そこに記載した行動に「教育的観点」を含ませたことで、自然と必要なことに気づき、自ら改善をし、自ら工夫するようになる仕組みを作ることができました。

試しに、社員に使ってもらうと「すごい!」「使いやすい!」「ポイントが抑えられている」「何をどうしていいか、迷うことが少ない」という声があがります。

やった!これはうれしい!笑

昔は、手取り足取り教えたえり、プレッシャーをかけたり、私のかかわりで、個人の力量でその社員の力量を向上させようとしてきました。その結果、芯の強い子は残り、そうでない子はやめていきました。それがなぜそうなったかも今ではよーくわかります。その頃の自分と大きく変わってしまいました。別に叱るわけでもない、怒るわけでもない。数字が下がったところで、達成できなかったところでなんとも言わない。ただただ、仕組みがよかったから、仕組みが悪かったからその結果だったにすぎない。

私も含めて全社員がその考えになるには、まだ少し時間がかかるのかもしれませんが、良い方向です。これが私のやりたかってことです。私がいないとうまくいかない会社から、これでおさらばできます。

6月は、みんなでこの仕組みを使って、仕事をします。普段、会わない私たちですけれど、みんなで同じことをしていると、なんだか関係が近くなっていくとわかります。これもまた不思議な効果だなあ。

6月が、とにかく楽しみです!