2020年04月22日 畠中の日記 一覧に戻る
子どもが「夢中になる」時間をつくろう!

どの学年に関わらず、子どもたちへの指導や教育にとって大切なことは、いかに子どもが「夢中になる」時間を作れるかどうか。子どもが夢中になるものを見つけたなら、それは没頭できるよう支援すべきです。それが何であれ…です。熱中する、夢中になる、それはその子の本気を示すし、その子の成長を大いに助けてくれるでしょう。

緊急事態宣言があり、学校が休校になり、子どもたちの多くは「毎日ゲームができる!」と喜んだ子もいるようです。親は仕事に行っていて、怒られる心配もないから。親は心配していたかもしれませんが、コロナに感染するリスクを思うと、ゲーム三昧、ダラダラ三昧もやむなしといったところかもしれません。

しかし、4月も下旬に差し掛かり、「そろそろゲームも飽きた」と呟く中学生が出てきました。これは、ゲームに夢中になっていなかったことを意味します。夢中になっていたら、数ヶ月やり続けたくらいでは飽きないから。だから「ゲームばかりやって心配しています」って相談をよく受けますが、学校も休んでゲームばっかりさせてみたらいいとさえ言うことがあります。笑)

友達と遊ばず、外出もせず、ずっとゲームしたいほどの熱中さはないから。いつか冷めるから。冷めるまでさせれば、最速で冷める。最速で冷めてもらった方がいいでしょう。笑)

授業においては、授業の中でいかに「夢中になる」時間を作れるかどうかが指導者の腕です。問題を解くことに夢中になる、新しい知識を知ることに夢中になる。これを作り出すことができれば、絶対にうまくいきます。

子どもが夢中になっているときの顔…

それは真剣な顔つきをしています。

笑顔あふれているわけじゃない。夢中になった末に、何かしらの達成感や充実感を味わったとき、笑顔になるだけなのです。