2018年10月22日 畠中の日記 一覧に戻る
内定式を終えて

教育を志す若者を育てたい夢を叶える

経営している4教室の中で最も古く、私が立ち上げた黄檗校は、私のイズムが今もしっかりと根付く教室です。全国のスクールIEと比較しても、そこで働くスタッフの情熱と仕事の仕方のクオリティは遜色なく、何より、アルバイトなのに、そこらへんの正社員以上のコミットメントを持って働いています。

黄檗校にいた学校の先生を志す一人の若者に「ウチで働かないか?」と声を掛けたのは6月のこと。本気で考えたのはきっと9月くらいからでしょう。いろいろな人の意見に耳を傾け、すると自分の考えは薄らいでしまうほど悩むものです。それでも、私はたった1回声を掛けたくらいで、あとは「縁」に任せる。その縁が結ばれたのか、彼は来春から入社します。

私は、大学生を育てたいから学習塾という業界を活用しているにすぎません。もともと学校の先生だった私が、学校の先生を輩出してみたい夢をもつようになったのは10年以上前。ついにその第一歩を踏み出します。

とても線が細く見える彼は、子どもたちを良い方向へ導いてやりたいと思う気持ちは、充分、教育者に値します。あとは、柔軟性や対応力、深く子どもたちに踏み込んでかかわっていく覚悟と勇気、それらを鍛える必要があります。それを、ウチでやる。

何より嬉しかったのは、ウチで働こうとする決め方がよかった。テキトーに決めるわけでもなく、しっかり考える、しかし守りに入らなかった。安定志向の若者が多い昨今、チャレンジを選んだ。その決め方こそ、教育者として子どもたちを導いていく者に必要なファクター。安定志向の学校の先生が、世界でチャレンジしようとする子どもに対して、何が言えますか?先生の器以上に、子どもは成長しない。だから、この、花岡駿介という若者は、私の会社でしっかり学び、器のでかい先生になります。

内定式を終え、来春から教えてあげたいことが、たくさん浮かんできました。楽しみで仕方ありません。