2018年02月20日 障がいをもつ子どもと家族と共に 一覧に戻る
発達が気になる子の子育てイベントを終えて

開催できてよかった!!いまはこの想いに尽きます。

今回のママ友会は「子どもの発達の遅れ」という、それぞれのお子さんの状況も、ママの悩みも多岐に渡るテーマです。日々の生活で育てにくさを感じ、不安を感じておられる様子が事前アンケートからもしっかり伝わり、それらを踏まえた開催でした。

テーマの特性上、お子さん一人一人の特徴や環境によって、必要とする情報がさまざまです。そのため、限られた時間内で参加者の皆さんに「来てよかった~!」と思って頂けるママ友会にするためにはどうしたらいいかと、開催直前の打ち合わせギリギリまで、りえさんをはじめ専門医の山崎先生と相談しスタートしました。

しかし、そんな不安は一瞬で吹き飛びました。りえさんのトークが終わる頃には、会場がドッカンと笑いに包まれ、緊張気味だった参加者の皆さんの顔が明るくなりました。

テーブルトークでは、どのテーブルでも時間が足りない~!というくらい、ご参加下さった皆さん同士が話で盛り上がり、「わかるわ~!!」「こんな時どうしてるの?」「なるほど~。」など、初めて会ったママ達とは思えない一体感です。「こんなに笑って、気兼ねなく本音を話せたのはいつぶりだろう・・。」と話すママの言葉が浮かびます。

なによりも、参加下さった皆さんが、来た時に比べ、生き生きと笑顔で帰っていかれるその姿に、勇気と元気を頂いた気がします。

開催後より、私の頭には「発達に遅れがあるというテーマに捕らわれすぎないことが、未来を開く鍵になるのではないか。」と浮かんでいます。

もちろん、子どもの特性に合わせた配慮も必要ですし、育てにくさを抱える家族への情報もサポートも、世の中の正しい理解も環境も、圧倒的に足りていないのが現実です。

しかし、子供に発達の遅れが有る無いに関わらず、子どもを思う親の想いや願いは同じだ!という本質と、特別扱いするのではなく、区別するのでもなく、共に皆が生き生きと過ごせる社会にしていく必要があり、そのためには、まず当事者のお子さんを育てる家族が、子どもと生きる「今」を楽しむこと、そして学ぶことから始めていきたい。そんな想いを、強く感じています。